二俣福良渡

美里町指定文化財 釈迦院川と津留川の合流点が二俣にあるが、この地点において釈迦院川に3基(二俣渡・年祢橋・新年祢橋)、津留川に2基(二俣福良渡・新二俣橋)が架かっており、これを「二俣五橋(ふたまたごきょう)」という。それぞれの架橋年代も江戸時代~現代と幅ひろく、橋(架橋工法)の歴史がわかるフィールド・ミュージアムとなっている。この内、江戸時代に架けられたものは、二俣橋・二俣福良渡で、川の合流点に直角に交わる全国でも珍しい兄弟橋である。二俣渡は文政12(1829)年、二俣福良渡は文政13(1830)年に架橋された。
 事業主の中山手永惣庄屋・小山喜十郎は、馬門橋、二俣橋、二俣福良渡の3基の他、三由橋(宇城市)、山崎橋(宇城市)など計7基の石橋を架け、松橋~矢部往還を整備し、手永の発展に尽力した。橋 長 27.0m、橋 幅 2.50m、橋 高 8.00m、架橋年 文政13(1830)年、事業主 中山手永惣庄屋・小山喜十郎、石工不明

住所佐俣

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